糸と糸を繋ぎ、その糸(ご縁)に感謝

株式会社 itofuku.

三大疾病保険って必要?どう選べばいい?
がん・心疾患・脳血管疾患への備えを分かりやすく解説

なぜ三大疾病だけ
特別な備えが必要?

三大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)は、治療が長期化しやすく、急性期の入院費だけでなく、通院治療・リハビリ・復職までの生活費など、家計への影響が大きくなりがちです。公的医療保険や高額療養費制度があっても、差額ベッド代や交通費、休業による収入減など制度外の負担は残ります。三大疾病保険は、診断時や所定状態に該当したときにまとまった一時金や継続給付で支える保険です。医療保険では埋めにくい長期の生活・治療の穴を、無理のない保険料でどう補うかが選び方の鍵です。

見直しポイント ❶

「医療費」だけでなく「収入減と回復までの期間」を織り込む

心疾患・脳血管疾患は急性期後のリハビリや復職調整が続きやすく、がんは通院治療が長引くことがあります。治療費+生活費(数か月〜1年程度)をセットで見積もると、過不足の少ない設計になります。

見直しポイント ❷

医療保険との役割分担を明確にする

入院・手術は医療保険で、長期治療や収入減の部分を三大疾病保険の一時金・継続給付で補う、という二層設計が合理的。既存の特約と重複していないかを必ず点検します。

見直しポイント ❸

「一時金のみ」か「複数回/継続給付」かを働き方で決める

自営業・フリーランスなど収入変動が大きい人は、所定状態が続く間の継続給付が有効。会社員でも休業が長引く想定なら、複数回給付タイプを検討すると安心度が上がります。

例:40代夫婦 子2人

スクロール→

項目

① 必要生活費

② 必要治療・療養費

③ 公的給付等(差引)

④ 貯蓄等(差引)

必要保障額

計算

月25万円 × 1年

治療費 療養費 等

高額療養費制度 等

預貯金 等

①+②−③−④

金額

300万円

200万円

−150万円

−150万円

200万円

必要保障額 = ①必要生活費 + ②必要治療・療養費 − ③公的給付等(差引) − ④貯蓄等(差引)
急性期〜回復期に想定される自己負担と、休業中の生活費から、公的制度や手元資金でカバーできる分を差し引いた不足額が、三大疾病保険で備えたい目安になります。
※数値は一例です。職業・収入・既存保障・貯蓄状況に応じて調整してください。

ご相談でよく聞く
「3つの誤解」

三大疾病保険は「なんとなく不安だから手厚くしておきたい」と選ばれがちですが、その結果、医療保険やがん保険と内容がかぶっていたり、逆に肝心なところが足りていなかったりするケースも多くあります。特に次のような誤解には注意が必要です。

誤解ポイント ❶

医療保険があれば、三大疾病保険は不要

医療保険は主に「入院・手術」の費用をカバーしますが、三大疾病はその後の通院、リハビリ、働けない期間の生活費など長期の負担が大きくなりがちです。医療保険だけで十分かどうか、一度シミュレーションして確認することが大切です。

誤解ポイント ❷

一時金は大きければ大きいほど安心でお得

高額な一時金は安心感はありますが、その分保険料も高くなります。大事なのは「自分の家庭に本当に必要な額」を見極めることです。初期費用と数か月分の生活費など、具体的な金額に落とし込んで考えましょう。

誤解ポイント ❸

特約をたくさん付けると万能になる

特約を増やしすぎると、内容が重複したり、ほとんど使わない保障に保険料を払い続けることもあります。「がん・心疾患・脳血管疾患のどのリスクが自分にとって現実的か」を踏まえ、必要な機能に絞ることがポイントです。

三大疾病に備えたい方が
検討したい3つの設計

「がん・心疾患・脳血管疾患にかかったとき、いつ・どんなお金が必要になるか」「どこから先を保険でカバーしたいか」を明確にすると、選ぶべきタイプが見えてきます。

三大疾病 診断一時金タイプ

三大疾病と診断された時点で、まとまった一時金を受け取れるタイプです。治療開始費、入院準備、収入減対策など、最初の負担に大きな安心を与えてくれます。

ココがポイント ❶

金額は「初期費用+数か月分の生活費」を目安に設定し、過不足のないラインを意識しましょう。

複数回・継続給付型
(三大疾病長期サポート)

がんの再発や脳・心疾患の再発・後遺症など、長期にわたるリスクに備えるタイプです。所定の状態が続く限り、複数回または定期的に給付されるため、長期療養や働けない期間の支えになります。

ココがポイント ❶

自営業・フリーランスや、大黒柱として収入を支えている方に特に有効です。医療保険と重ならない「長期リスク部分」を中心に設計します。

医療保険・就業不能保険との組み合わせタイプ

三大疾病保険を「ピンポイント補償」として位置づけ、ベースは医療保険(入院・手術)、収入減は就業不能保険でカバーする組み合わせです。

ココがポイント ❶

それぞれの役割を分けて、「医療費」と「生活費」をどの保険でカバーするか整理することで、保障の重複やムダな保険料を抑えられます。

よくある質問を
ご紹介

A. がんリスクを特に重く見ているならがん保険、がんだけでなく心筋梗塞・脳卒中まで含めて広く備えたいなら三大疾病保険が候補になります。既に加入している医療・がん保険の内容も踏まえて選びましょう。
A. 一般的には「治療開始費用+3〜6か月分の生活費」を目安にします。住宅ローンや教育費など固定費が多い場合は、その分を考慮して少し多めに設定するケースもあります。
A. 現在の保障内容によります。長期のリハビリや働けない期間の収入減が十分カバーされていない場合、その“すき間”を埋める目的で三大疾病保険をプラスする選択は有効です。まずは現在の保障とのバランスを一緒に確認しましょう。
A. 「診断一時金を軸にする」→「必要に応じて複数回・継続給付を追加」→「既存の医療・就業不能との重複をチェック」という順番で整理すると選びやすくなります。資料だけで悩まず、内容を一覧にして比べるのがおすすめです。